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2005/11/18〜20 アメリカ・カルフォルニア州サンマテオにて  by Snow-Island
 CFAインターナショナルキャットショーとは?:
 世界の素晴らしい猫たちが出陳される、西半球で最も大きい国際的な猫のショーです。毎年11月のThanksgiving(感謝祭)の前の週末(金〜日の3日間・通 常のショーは1〜2日間)に行われており、開催場所はアメリカ国内をしばしば移動しています。アメリカ、カナダ、アジア、ヨーロッパと南アメリカから1000頭前後の猫が参加しています。
 12人のジャッジは世界全てのCFAに所属するクラブの投票によって選ばれ、キツン(子猫)、又はチャンピオンシップ(避妊去勢されない8ヶ月以上の猫)+プレミアシップ(避妊去勢された8ヶ月以上の猫)の猫を審査します。出陳された猫は6人のジャッジによって審査を受け、最終的に総合得点で日曜日のベストオブブリードで各々のクラスのブリードのベストが表彰されます。そしてベストオブベストでは長毛短毛のキツン・チャンピオンシップ・プレミアシップにおいて5位 までが表彰され、各クラスの長毛短毛のベストからベストインショーが選ばれる、CFAで最もエキサイティングなショーアップされたキャットショーです。

 今回は久々に日本に近い東海岸での開催となりました。サンフランシスコは寒暖の差が日本よりも緩やかで過ごしやすく、素敵な観光地であり、2002年に一度訪れたことがあります。残念ながらその時は買い物をしただけで観光ができなかったので、今回は一足早く渡米し、ロシアンのブリーダーさんたちと一緒に1日半に渡る観光を楽しみました。

ゴールデンゲートブリッジ   サンセットクルーズ!

 水曜日、空港にアネット(Wynterwynd cattery)が迎えに来てくれて、少し後に到着したペグ(Heartbeeps cattery)と合流し、フィッシャーマンズワーフへ。ゴールデンゲートブリッジを間近で見られる船に乗り、優雅にサンセットクルーズを満喫しました。夜は港の夜景が一望できるお店でゆっくりとディナーを楽しみ、その後お店を見て充実した初日を過ごしました。

紅葉が美しいワイナリー   美味しいスパークリングワイン!
高地にあるワインの寝床   みんなで乾杯!

 木曜日、アネット、ペグ、バーバラとティム(Tylona cattery)、ケイとマーク(Kayblook cattery)たちと一緒にカルフォルニアワイナリーを巡るドライブを楽しみました。紅葉したカルフォルニアの風景はとてものどかで、東京の忙しなさを忘れさせてくれます。昼食は有名なレストランで美味しい料理をいただきました。アネットのツアーコーディネートはいつもながら完璧で、とても楽しいワイナリー見学でした。

Heartbeeps Stardust   Heartbeets Night Music of Wynterwynd

 金曜日〜日曜日、インターナショナルキャットショーが行われました。
 ショー会場でもホテルでも日本のお馴染みの方々をたくさん見かけました。しかしながら今回は日本から実際に出陳されたロシアンブルーはゼロ、私もエントリーだけはしていたのですが、予定を変更して連れて行きませんでした。
 ロシアンは子猫のクラスがいつも通り激戦で、19頭エントリー、2頭アブセント(欠席)で17頭ものハイレベルな子猫たちが競い、見ごたえがありました。
 大人のクラスは僅か4頭エントリーで2頭アブセントの2頭、プレミアシップ(避妊去勢)は1頭エントリーの1頭アブセントで出陳なしと、インターナショナルとしては少し残念な少ない頭数でした。レポートを書く予定がなかったため、大人の結果 を記録し忘れてしまいました。子猫のクラスの結果のみとなりますが、ご了承下さい。

●Best Russian Blue Kitten
Heartbeeps Stardust
Sire : GC Chayat Alexander Petrovich
Dam : GC, NW Heartbeeps Malibu
Br : Margaret Johnson
Ow : Peg Johnson / Dick Colvin

●2nd Best Russian Blue Kitten
Heartbeeps Nightmusic of Wynterwynd
Sire : GC, GP, RW Heartbeeps Hot Toddy
Dam : CH Snow-Island Sirensong
Br : Peg Johnson / Dick Colvin
Ow : Peg Johnson / Annette Wilson

●3rd Best Russian Blue Kitten

Velva Into The Blue
Sire : GC, RW Winterfest Blue Bullett
Dam : CH Velva's Shady Lady
Br/Ow : Bob & Diana Doernberg

 2005年のインターナショナルキャットショーベストロシアンブルーキツンは、Heartbeeps Stardustが獲得しました。Stardustは6リング中全リングでベストブリード、そして全てのファイナルを獲得しました。ファイナルではベストキツンが2ケ所、セカンドが3ケ所、サードが1ケ所と、ショートヘアーキツン全体でもダントツの1位 を受賞し、ベストオブベスト(ショー全体の1位を決定するファイナル)の審査に進みました。Stardustは美しいペールブルーの厚くシルキーで手触りの素晴らしいコートを持ち、可愛らしい頭部とバランスの良い体を持った妖精のような子猫でした。性格も良く、見学者などの注目を集めていました。惜しくもベストインショーには選出されませんでしたが、日本のロシアンファンの皆様に是非本物(本猫?)を見ていただきたいと心から思った素晴らしいショーキャットでした。
 2ndのHeartbeeps Nightmusic of Wynterwyndは2003年に我が家から旅立ったピア(Snow-Island Sirensong、2003年インターナショナルベストロシアンブルーキツン)の息子です。低く完璧なイヤーセットと大きな深いグリーンの瞳、ワイドな頭部と筋肉質なボディを持った可愛らしい男の子でした。Stardustとともに4つのファイナル入賞を果 たし、堂々としたショーキャットぶりでした。
 3rdのVelva Into The Blueは素敵なイヤーセットと大きな目、華やかな顔だちをした綺麗な女の子でした。ファイナルは1ケ所でしたが、将来がとても楽しみです。


 ショー進行中に、ロシアンブルーブリードカウンシルのミーティングが行われました。また、金曜日の夜にはロシアンブルーファンシャーズ(ロシアンブルーのブリーダーたちによるCFAクラブ)のディナーが催され、ゲストを含め過去最高の26人が参加し、美味しい夕食を楽しみました。ブリーディングを引退(一時中止?)したラファエルとアレンたち(Azurski cattery)と数年ぶりに再会して話が弾み、嬉しかったです。
 来年も同じ場所でインターナショナルキャットショーが開催されます。サンフランシスコは日本から猫と一緒に搭乗できる直通 便があり最も近い開催地ですし、来年は日本から出陳できることを願っています。

子猫の一般審査
ベストオブベストの審査に臨むHeartbeeps Stardust-1
ベストオブベストの審査に臨むHeartbeeps Stardust-2
ベストオブベストの審査に臨むHeartbeeps Stardust-3

2006/1/5 Snow-Island